テラヘルツ波の可能性

本日の日経朝刊(29面)の「テクノロジー」解説記事で、テラヘルツ波の研究開発が盛んになりつつある状況が載っている。本日記でも、マイクロ波などの話を書いたが、丁度マイクロ波と赤外線との間の300GHz〜10THz帯がテラヘルツ波に相当するとのこと。あまり注目してこなかった波長帯なので、何ができるのかよくはわからないが、マイクロ波の100m範囲までの直進性と遠赤外線の物質反応性を併せ持つ、中途半端な波長帯。何に使えるのか、記事を読んでもわからない。
研究が進んでいない領域としては、テラヘルツ帯もそうだが、紫外線領域もそうだ。半導体製造などの分野には使われているものの、「紫外線」というマイナスイメージが強く一般への利用は未開拓状態である。テラヘルツ帯同様、何に使われるのか大変楽しみな波長帯である。