2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

渋滞向けセンサー情報 160万件、1分で解析 NEC 汎用PC1台で(日経産業11面)

NECが多数設置したセンサー情報を使って交通情報や市街地の安全性や災害を監視する「センサネットワーク」の情報処理技術として、汎用PCで高速に処理できる方法を開発した、と報じた。渋滞情報の場合、車からの位置、速度、方向などの50KB程の情報…

絹糸で小径血管 直径1〜4ミリ、弾力性高く 伝統工芸の技術応用(日経産業9面)

東京農工大学の朝倉哲郎教授らの研究グループが、手術用の縫合糸で使っている絹糸を「組みひも」の原理を使って管状に組み上げて人工血管として使う技術を開発した、と報じた。もちろん、組みひもで組み上げてゆくと糸の間に隙間ができるが、それは接着剤と…

顔を覚えるデジカメ 登録した人に焦点ピタリ パナソニックが新機種(日経産業1面)

パナソニックがルミックスの新機種として7機種を2月下旬に発売する、と発表した。そのうち4機種にあらかじめ登録した顔を認識し、その人を優先的に焦点や露出を適切に合わせるという顔認識機能が搭載された。これまで、デジカメの機能として定着した感の…

電子ペン進化、身近に 文字などPC入力楽々(日経産業7面)

紙にインクで文字、図形を書くのと同時に、ペン先の位置を記録し、PC上で手書き文字、図形を再現できる、さらには手書き文字認識でコード化できる電子ペンが低価格化し、さらに機能も充実してきたという話。価格は従来の2万円台から1万円台になり、個人…

米、地デジ移行に延期論 新政権、貧困世帯などに配慮 放送・通信業界は負担増(日経朝刊11面 「グローバル」欄)

米国は今年2月17日までに地上デジタル放送への完全移行を完了する予定だった。しかしながら、景気後退などの影響で、特に低所得者層を中心に650万世帯以上が移行していないというニールセンの調査結果があるようだ。オバマ政権は社会的弱者救済も旗に…

目の動きで「興味」分析 ヒューマントラスト 市場調査に活用(日経産業19面)

人材サービスのヒューマントラストホールディングスが、早稲田大学が開発したゴーグル型の視線、まばたきを検出する装置を活用した消費者の興味分析サービスを行う、と報じた。人のまばたきや瞳孔の開き方、視線によって、どの商品に興味があるか、その商品…

コーヒーは自宅党 高級豆の販売好調 節約してもこだわり(日経朝刊27面)

私はコーヒー好きである。毎日5、6杯は飲んでいる。レギュラーコーヒーしか飲まないし、毎日毎回そのときの気分に合わせて銘柄を変えている。自分で入れることも多いが、コーヒー専門店で飲むことも多い。コーヒー1杯が500円程度だと出費も多い。ただ…

画像から性別・年齢判断 顔認識ソフト高精度に ジェイマジック 屋外広告に活用へ(日経産業4面)

有名人とどの程度似ているか、を診断(?)するソフト「顔ちぇき」を開発するジェイマジックがディジタルサイネージや屋外広告の視聴調査などを目的に高精度な顔認識ソフト「SAYL2」を開発した、と報じた。このソフトは広告表示機の前に立つ人の年齢、…

車の自動運転 高速道路で実験 NEDO,10年度に(日経産業11面)

昨日もクラリオンのITS関係の話だったが、今回はNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の話。建設中の第二東名高速道路を実験路として、JARI(日本自動車研究所)、日産、三菱などが自動車の自動運転の実証実験をおこなう、と報じた。自動…

車載カメラ視野196度 横方向の死角減少 クラリオン 人など枠で表示(日経産業1面)

クラリオンが自動車フロントにつけたカメラで前方196度の視界を1つの映像で表示できる技術を開発した、と報じた。通常魚眼カメラや左右方向をミラーで合成するカメラなど前方の死角をカバーする映像表示技術があったが、魚眼のように映像周辺部の歪みが…

ギブン社のカプセル内視鏡 富士フィルム、国内販売(日経産業11面)

カプセル内視鏡は、オリンパスがすでに販売を開始し、TVのCMでもなじみ深くなった。ライバル・富士フィルムが、以前から計画していた、イスラエルの医療機器メーカ、ギブン・イメージング社が製造したカプセル内視鏡の国内販売を開始する、と(私見とし…

200年耐久のオフィスビル 鉄鋼連盟などが新工法(日経朝刊13面)

日本鉄鋼連盟など3団体が、オフィスビルの外郭に地震などの揺れを支える新鋼材を用いたものを設置することで、ビル自体の持ちを従来の4倍の200年に延ばせる工法を開発した、と報じた。ビルに堅い「甲羅」で囲み、ビルと「甲羅」は制振ダンパーでつなぐ…

200年耐久のビル新工法 鋼材需要のための工法なら×

今日バラク・オバマ氏が米国大統領に就任するが、別にそのために経済紙は技術面を充実させていないわけでもないのだろうが、しょぼい。明日は大統領就任で紙面を賑わすだろうが、赤字決算を予定している会社にとっては発表のチャンスか。

赤ちゃんの呼吸 体の動きで判断 慶大がシステム 突然死解明に応用(日経朝刊13面)

慶応義塾大学の中島真人教授らの研究グループが、赤外線スポット光の点列の動きで赤ちゃんの呼吸状態を計測し、無呼吸発作など呼吸状態を調査する研究を開始した、と報じた。赤外線スポットは赤ちゃんの胸部や腹部を照射し、その点列をカメラで撮影する。そ…

「理系博士、進路多彩に」 阪大教授が人材育成「私塾」(日経産業11面)

大阪大学の河田聡教授が、理工系博士号取得者を対象に、政治家、起業家など本業の研究とは別の進路で活躍できるよう育成する「私塾」を開講する、と報じた。この私塾「科学者維新塾」は阪大の前身となった幕末蘭学者・緒方洪庵創設の「適塾」にならったもの…

発がん促進物質 検査素早く 日清食品、遺伝子を解析(日経朝刊11面「技術ウォッチ」)

今朝の話題は、食品メーカが扱う食品、材料に発がんを促す物質、いわゆる発がんプロモーターやアレルギー物質などが含まれているかどうかを素早く検査する技術について紹介されている。中国などの輸入食料品に農薬などの薬品が混入されていた事件や残留農薬…

過熱する「ハブ」争い 競争力は磨かれてこそ(日経朝刊1面 「蘇れ医療 第4部(3)海の向こうに学ぶ」)

現在の医療問題にメスを入れる特集の1つ。常々思っていることが今日の記事に書かれている。医療サービスを国内だけでなく、海外からも受けられるように、外国人の受け入れを柔軟に行っている海外の病院の事例である。特に、韓国、タイ、シンガポールなど医…

カメラ画像の人物 検出精度2倍に 東芝 複雑な背景から選別(日経産業11面)

東芝の画像処理の話。人物の輪郭を統計的に学習させ、車載カメラなどで捉えた映像から人物を認識させる。今までは5分間に1回間違っていたのが、10分間に1回間違うようになり、2倍の性能になったという。 画像処理技術の専門家はどう言うか知らないが、…

指認証装置 体積1/4 日立、金庫のカギ代わり(日経産業6面)

連休明けのせいか、日経朝刊はオバマ次期政権特集が技術紙面を食い、日経産業は先週のプレスリリースの材料を今日消化する、といった寂しい内容。本件も、先週の1/8のプレスリリースの内容。新鮮味もなにもない。 記事の内容が、日立製作所が進める指静脈認…

広告見る通行人、瞬時に識別 NTT、属性に合わせ映像(日経朝刊13面「技術ウォッチ」)

ディジタルサイネージの話。これまでの紙媒体の街中のポスター、広告の代わりに大型ディスプレイに動画広告、ニュースなどをディジタル表示する技術にNTTやNEC、日立などのメーカがこぞって着手し、一部製品にもなっている。単に動画など画面に広告を…

大林組、新型インフル対策 入館システム開発 マスク着用など認識(日経朝刊9面)

大林組が新型インフルエンザの大流行、いわゆるパンデミックへの対策として、厚労省がまとめた指針に基づき、工場、オフィスの入口で感染者らしい人物の入館を制限するシステムを開発した、と報じた。このシステムは、ICカードによる自動開閉門扉を基盤に…

蛍光タンパク質活用 光るがん細胞 研究機関に提供(日経朝刊15面)

蛍光タンパク質の遺伝子を組み込んだ「がん細胞」を研究機関に提供するビジネスを米国系のバイオベンチャーが開始する、と報じた。このバイオベンチャーは、カルフォルニア大学サンディエゴ校の教授R.M.Hoffman博士が立ち上げた会社の日本法人「アンチキャン…

東芝、太陽光発電に参入(日経産業2面)

東芝が太陽光発電システムの製造・販売に参入する、と報じた。2009年度からの売上を見込み、2015年度に2000億円の売り上げを目指すとのこと。もちろん、太陽光発電パネルは外部から調達し、東芝の得意とするインバーターや蓄電池でシステム化す…

ソニー ブドウ糖で発電 バイオ電池 出力3倍以上に(日経朝刊17面)

以前、この記事を取り上げた。 ソニーから新しい電池 ジュースを注ぐと発電する? - Free talk about new technologies by Trick_or_treat ブドウ糖がバイオ燃料として携帯音楽機器の電源になる、というもの。今回はその第二弾。出力が3倍になった、という…