「理系博士、進路多彩に」 阪大教授が人材育成「私塾」(日経産業11面)

大阪大学の河田聡教授が、理工系博士号取得者を対象に、政治家、起業家など本業の研究とは別の進路で活躍できるよう育成する「私塾」を開講する、と報じた。この私塾「科学者維新塾」は阪大の前身となった幕末蘭学者緒方洪庵創設の「適塾」にならったもの、とか。
河田先生が門下生の就職事情に憂い、発奮されて開講されたのだろうが、今の博士取得者ってそれほど手取り足取りしてもらわないと動けないものか、と憂う次第。また、折角研究を極めて博士号まで取得したにもかかわらず、別に道に進むことを奨めるとは、大学教授として指導の方向性を間違っていないのか、彼ら、彼女らの知識を利用したベンチャーへのファンディングに力を貸すなど考えることができないか、など勝手なことを言ってます。