パソコン入力 力加減で操作(日経朝刊12面)

東京大学慶応義塾大学が共同で、点状の目印を数十個配置した平面をカメラで撮影し、指の動きでパソコンなどの入力ができるインターフェースを開発した、と報じた。画像処理によって、点状の濃淡の変化で物体の動きを推測するものだが、iPhoneなどについているタッチパネルではなぜだめなのか?それ以上の操作がなぜいるのか?狙いが見えない。
もちろん、微妙な動きが検出できるだとかの「効能」はどれだけでもいえるが、所詮は画像処理。撮影環境が変わるととたんにできなくなる弱さがある。そもそも、カメラで10cm四方のパッドを撮影する空間も必要だ。大学の研究開発はこの程度の薄い狙い?学生が面白ければよいというものではない。本気でインターフェースを作ろうとしているのか疑問だ。画像処理の進歩につながるわけでもなく、何を目指した研究開発なのかが甚だ疑問である。新聞記事では出てないのかもしれないが、研究の狙いを明確にした発表をお願いしたい。税金の無駄使いになってほしくない。